2012年5月25日金曜日

熊本県水俣市での研修

5月18日から2日間、AGNPにも多大なる協力を頂いている熊本県のNPO法人
れんげ国際ボランティア会が企画コーディネートして下さった
熊本県水俣市の
スタディーツアーに参加してきました。

いわき市のNPO法人 ザ・ピープル ふよう土2100
インディアンヴィレッジキャンプ の方々とともに計9人で
水俣の歴史や水俣病について学び、今後の支援活動や
福島の復興に役立つヒントをたくさん頂いて帰って来ました。


九州看護福祉大の生徒さんがお出迎え






水俣病歴史考証館の館長、遠藤さんから水俣病の歴史や被害者と市民、
加害企業、行政のこと等たくさんお話を伺いました。

50年に及ぶ苦難の歴史と新たな出発(もやい直し)、
環境都市への挑戦
について勉強しました。
今後の福島で参考にします。

不知火湾はとても綺麗な海でした。


水俣からのメッセージ
苦しいでき事や悲しいでき事の中には
幸せにつながっているでき事が
たくさん含まれている。
この事に気づくか気づかないかで
その人の人生は大きく変わっていく。
気づくには一つだけ条件がある。
それはでき事と正面から向かい合う
ことである。                  語り部:緒方正美氏




  

市立水俣病資料館では福島を心配している
市民の声が展示してありました。感動しました。


東日本大震災と福島原発事故、亡くなられた方々のご冥福を祈るとともに、
水俣も心配しています。「福島の車は帰れ」などの根拠のない差別や偏見も
起きています。悲しいことに、水俣も50
年前から経験してきました。
福島に水俣の経験を伝えます。国の対応を求めながらも、
自分たちで覚悟し、
本物のモノ、マチをつくる大事さを。 

   



今回の研修をコーディネイトして下さった蓮華院誕生寺さん
(れんげ国際ボランティア会の運営母体)

四天王がお守りする南大門
別世界への入り口
本殿


二日間の研修を終えて懇親会
新鮮なもつ鍋と馬刺しで締め括り!


ザ・ピープル吉田さんのブログ「いわき震災通信
ふよう土大沢さんのブログ「未来づくり活動日記」の詳細もご覧下さい。